• アニメーター兼油絵家

    先生おはようございまーす

    私は石膏デッサンを習っている間アトリエに行き

    朝ごはんを作り先生の絵を描いている後ろで石膏を描き

    昼ご飯を作り一緒に食べてアニメの仕事に行っていた

     

    先生の後ろで描いているとよく来客があった

    主に主婦の方が絵を持ってきて見て欲しいという

    小さい絵から大きいものまでさまざま

    先生の意見を聞いているととても参考になった

    おどろいたのは

    先生は冬の間単身青森から東京へ出てきていた

    雪を気にせず絵に専念できるからだ

    その青森から100号の絵を丸めて持ってきて

    先生に見てもらいに来ていた

    ちょうど私も石膏デッサン飽きてきていたので

    丸めてある絵を壁にピンで留めてしゅるしゅると広げるとき

    とても楽しみだった

    その時の批評の中に出てきたのが5.3.1

    5.3.1って?

    上からの絵の強さのこと

    上の絵は松田の絵でその時とは関係はない

    言葉のニュアンスも違うが参考にのせた

    絵は上から見る

    人物も上から見る

    短いスカートはいてると下から見るけど

    特に大きい絵は力加減を上から強く描くと絵が立つというのだ

    なるほど

    いろいろとセオリーってあるんだなあ

     

    お昼になると青森から来た女性は食事を作ってくれる

    下手な松田が作るよりはるかにうまい

    圧巻はお正月

    松田は暮れも正月も関係なしにお邪魔していたので

    みんな新年の挨拶におせち持参で来られていた

    一緒に食べなさい

    わーい

    はい、喜んでいただきまーす!

    正月は朝から晩までおじゃま虫だったのでたくさんいただきました

     

     


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