• アニメーター兼油絵家

    手は口ほどにものを言う

    私たちは人を見るとき

    足という順番で見ていきます

    人によっては違うかもしれませんが

    絵では顔と手は

    とても比重が高いです

    ですから頭部も大事ですが手の描写もしっかりする必要があります

    手の描き方

    手は簡単に自分の物を見ることができます

    上の手は自分の手を鏡で見たりそのまま見て描いたものです

    時間を気にすることなく根気が続く限り

    観察して連習する事ができます

    手の形はみんな見慣れているだけに

    形がおかしいとすぐにわかってしまいます

    繰り返し連習することで頭に入ることでしょう

     

    手の形が描けても今度は大きさが変になりやすいです

    上の絵の場合は顔に手を付けていますので比較しやすいですね

    ポーズによっては頭部から手が離れてしまい

    大きさがわかりにくくなります

    その時には頭部.胸部.腰

    を先行させ

    腕を後回しにします

    そして上半身と比較しながら

    腕を描き足すと

    間違いが少なく描くことができます

    木を描くときは枝や葉っぱから描くのではなく

    木のみきから描くという考えです

     

     

    足を描くときには手と頭の比較で進めるので

    上半身がしっかり描けていないと下半身もうまくいきません

     

    描いていく順番は人を見るときの順番と多少変わり

    頭部

    の順番で描いていきます

    ヌードデッサンの時には観察する時間が少なく

    手をきちっと表現する時間がありません

    ですがその手をしっかり描かないと魅力のある

    人物像にはなりにくいです

    手の描写は大事だと思います

     

     

    中学生の時に描いた人物はおかしいところがいっぱい有り

    手も非常にキモいですね

    当時松田は細く痩せていて筋肉質の体に憧れていました

    それでこの人ムキムキ状態なのです

    何度も直した覚えもあります

    完成して上手く描けたと思っていたのです

    今見ると恥ずかしいぐらいおかしく見えます

    手に視線が行きますのでなおさら稚拙感がでています

     

    手の練習は決して無駄にはなりませんし

    人物を描く上では欠かすことのできない

    表現部分ですね

     

    まとめ

     

    手は人物像では大事な表現部分

    自分の手を見て練習をする

    大きさの比較をするために

    体を描いてから腕を描き足す

     

    参考にしていただけたら幸いです

     

     

     

    10月21日日曜美術館再放送にて

    遠藤彰子さんの再放送を見ました

     

    今現在完成作が二紀展において展示されているわけですが展示スペース

    の関係上左半分のみの展示となっています

    団体組織ですので大きく場所を取っての展示は難しかったのかもしれませんが

    とても残念なことです

    絵の世界は幅が広く奥が広いものだなというのが実感でした

    絵は人の手が描くもの  直接その人の気持ちが反映されます

    細い筆でコツコツと大作に向かう姿勢に感銘を受けました

     

    松田も心の奥底を表現したいと思っていますが

    描いているものは女体にセーラー服

    ロリコンまがい

    いや ロリコン

    人と比べると落ち込むばかりです

     

     

     

    気を取り直してわが道を行こうと思います

     

     

     

     

     

     


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