絵を勉強中の方ならわかると思いますが
リアル系で行くのか
平面系で行くのか
悩んでいる方も多いと思います
絵を突き詰めていくには自分に合った描き方を
見出していかなければいけません
リアル系=見えたまま描く
平面系 =立体的でない色面平面で描く
目次
リアル系
平面系
私が色面を選んだ理由
見たまま描くわけですから絵の考え方は難しくないですね
プロのヌードモデルを描写
グループで描いたため細かいポーズ注文はできませんでした
こちらはプロのモデルさんを自分のアトリエに呼んで
希望のポーズをとってもらい描写
日焼けしていてとても健康的でした
モデルさんのいいところを感じ取り
絵に生かせたらと思いました
対象が目の前にいるため
写すことに専念出来ます
悩むことなく筆が進みます
モデル代が1回1万以上するので
必死で描きました
リアル系の絵で上手くなりたいと思う方はとても
多いと思います
ましてや超写実ブームが続いています
一部の写実画家には人気が集中して大変な値段が付いていますね
明るい未来さえ感じてしまいます
明るい未来とは引っ張りだこの売れっ子作家です
流行に惑わされず自分の気持ちをじっくり見つめましょう
考えても分からない人は本当に好きな作家を一人選びます
真似から入っていくという手もあります
リアル系で行くと決めたなら中途半端はダメで
とことんリアルを追求しないといけないと思います
安易にリアル系に行ってはいけません
今は激戦区なのです
ちょっとリアルに描ける程度では土俵に上がれません
二紀会でもリアル系いますがほんと写真のようです
1枚描くのも大変な時間がかかります
完全想像
モデルはいません
モデル料いりません
顔立ちも気の向くままなので
同じ顔は描けません
のっぺりな人物だと
絵としてそっけないので
全体図として考えていきます
考える時間が長いのでなかなか完成しません
完全想像なので自由度が広がります
1つ1つ描きこまないので常に全体の色合いを考えます
作者の気持ちが反映しやすいのは
色面平面絵画だと思います
松田もかつてはリアルを追求していました
縁あって絵の先生に習い始めました
芸大を主席で出たと聞き
無学歴の松田は支持したいと思い通い始めました
その先生に言われました
リアルな絵は誰にでも描ける
そ、そんなことないですよー
と内心思いました
・・・
どういうことですか?
なんのことかさっぱりでした
その主張がとても新鮮に感じて突っ込んで話を聞きたいと思いました
むずかしいことをおっしゃる
理解するまでに時間がかかりました
先生が嫌がるくらい質問攻めでした
足を引っ張るひとつに
リアルに描けるというのがあるからです
へたに色面化していくと幼い感じの絵になってしまいます
一気に平面系に行くことはできませんでした
これが一番の良さだと思います
リアル系平面系どちらにも良さがあり
どっちがいいとは
人それぞれなので言えませんが
どっち系で行くかは決めないことには上達のしようがありません
また決めるのもあなた自身です
追記
最後に文中に出てきました絵の先生は
伊藤正規先生です
青森県名誉市民
日展会員
光風会名誉会員でした
もう亡くなられてしまいましたが
藤島武二先生に習い
同級生にご存命の野見山暁二さんがおられます
首席が伊藤先生 ビリの野見山くんにデッサン教えたといっておられました
野見山さんは芸大の先生になられテレビや本連載とご活躍されています
ビリの方が目立ってはいますが・・・
伊藤先生ご存命中は大変大変お世話になりました
楽しく今の絵が描けるのは先生のおかげです
この場を借りてお礼とともにご冥福をお祈りします