• アニメーター兼油絵家

    写真て絵かきには

    とっても便利なツール

     

    僕もよく写真を利用しています

    でも絵を習うと写真を見て描くのはダメだ

    と言われます

    どうしてでしょう

     

    作品傾向が素直に見て描く人物像の場合

     

     

    支障が出てきます

    実際に見た雰囲気と写真とではとても違ってしまいますし

    細かい色や影は写っていません

     

     

    人の目はカメラよりいい自動露出

     

    私たちは物を見るときあちこち見て情報を収集して頭の中でまとめています

    カメラは単眼のため一度写真を撮ったら一箇所基準でしか露出を合わせることが出来ません

    そのため明るい所はきれいに写っているのに暗いところはわからないということがおきます

     

    以前喫茶店で知り合った方に絵のモデルになっていただき何度も油絵を描いたことがありました

    素人の方が一生懸命ポーズを取ってくれました

    僕も頑張って描くし綺麗な肌を表現できたらと思いました

    油絵はすごく時間がかかるので少しでも空いた時間に制作しようと思って写真を撮っておくのですが

    実際に見ていた雰囲気とは全然違うくて残念な気持ちでした

    心残りのないように描こうと思ったらやっぱり実際に見て描かなくてはと思いました

    下の写真が撮らせてもらったもの

    髪型は毎回違います

    なるべく同じようにしてはくれましたが

    髪の影の部分の色は写真では一色にしか見えませんが肉眼では

    細かいところまで見えています

    下は全体写真

    絵の完成作品

    写真だけを見て制作していたらまた違った雰囲気の作品になっていたと思います

     

     

    ポーズ決めに写真を利用しました

     

    最終には下の角度で制作していきました

     

     

     

    プロのモデルさんではないので20分じっとしているのは大変だったと思います

    好意で頑張ってくれていると思ったらほんと真剣に描かなくてはと

    必死になったのを覚えています

    画力がおぼつかなくて悲しかったです

    モデルの方は中国からの留学生で写真当時24歳ルイちゃん

    写真勝手にのっけてごめんなさい

    元気にやってますか?

    その節は大変お世話になりました

     

    下の絵も実際に見て描いたものです

     

    下はその時の写真

    なんか全然雰囲気が違いますね

     

    週に一回ペースで描きました

    本人は毎週同じ顔には見えない感じがします

    写真はその時のほんの一部分という感じがします

    総合して松田の目には絵のように写ったということだと思います

    カメラには出来ない芸当ですね

    僕は写真を撮りたいというよりルイちゃんの内面から湧き出てくるものを感じていて

    それを描きたいと思いました

    言葉で言い表すのはむずかしくて言葉にできませんが

    表現できたらと思いながら描きました

     

    まとめ

     

    写真は絵で描きたい影の色が写りにくい

    ポーズ決め、絵の参考として使用

     

    絵は記録ではなく

    作者の気持ち

    を描き出すよう心がけたい

     

    合わせ読みたい ルイちゃんの絵

    晴れの日の窓辺

    美人3日たっても飽きない

     

     

     

    撮影場所提供はハーバーコーヒー店主 衣子さん

    何年も前の話ですが

    ありがとうございました

     

     

     

     

     


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