上の絵は着衣デッサン会での1枚
20分という短い時間の中で服を着ている人物を描くというのは
なかなか難しいことだと思います
松田はどういう手順で描いているのか?
とっかかりは髪型も服も無視して
上図は説明のため少し時間をかけて新ためて描いていますが
服の中身をラフ書きで描き出しその段階で
を読み取ります
ヌードの形は服で見えないわけですから
形をある程度は覚えている必要があります。そのためにもヌードデッサンを繰り返し
見なくても形を取れるようになっているといいですね
髪型によっては頭部の形も見えません
今回のモデルさんも頭部の形はわかりにくく頭と体の比率が取りにくい状態です
すると単純化されてバランスが取りやすくなります
ヌードの形が取れましたら
ひと手間かけることで体のしっかりと入った人物像が描けると思います
着衣でやっかいなのは服のシワ
デッサン会では同じポーズを何回かに分けて描ける場合もありますが
衣服のシワは二度と同じようにはなりません
そのシワの形にとらわれてしまうと毎回消しては描きを繰り返してしまいます
一回目にはヌードの形
二回目の時に一気にシワの形をとってしまいもうさわらないようにするのが
一番です
最初から服やシワにとらわれるとドツボです
20分一度しか同じポーズをとらない場合は時間配分を考慮
場合によってはシワは無視
ヌードを読み取ることで自由にアレンジができます
人が変わっても頭がい骨の形はそんなに変わりません
髪型や顔立ちを変えるだけで雰囲気がガラリと変わります
ポニーテールセーラー服バージョン
ポニーテールセーラー服バージョン清書
スカートのシワは中身の脚を意識してシワの性質を理解することで
表現できるようになります
色付き
フォトショップ使用
ヌードデッサンに挑戦
構造骨格に興味を持ち覚える
ヌードデッサン
繰り返しヌードデッサン
ひたすらヌードデッサン
本物見なくてもほとんど描けるまで
服の構造に興味を持つ
シワを観察
着衣デッサンにいかす
以下ヌード
着衣
を繰り返す
アニメーションの場合はアニメーター経験者は360度どこから見た人物でも描けるようになっています
顔が左向きしか描けませんでは通用しません
キャラクターに演技をつけるときは ひと通りの演技はヌード状態で下描きをとります
動きに納得がいったら髪型や服を着せていきます
人物描くのが好きな方
なにか少しでも参考になりましたらうれしく思います
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