絵を描く
これがアニメの根本(CGを使っての場合はまた別)
画面上すべてを絵で表現する為絵を描く力がないとはじまらない。しかもプロになるためには一定レベルの画力がいる。落書き程度の絵では仕事をもらってお金をもらえない。プロって絵描いてお金もらって生活すること。 アニメを見る側から描く側に回ると大変な苦痛、苦労をともなう。どの道でもそうだと思うけど、おいしいものを食べに行って、ああ、おいししかったってお金はらう。まずかったら二度と行かない。店つぶれる。 おいしいとなんべんでも食べに行く。その店がプロレベル アニメも見る側は、お金を払ってる感覚ないけど、番組にスポンサーがついてCM見てそれを買って食べたりしてる。どこかでお金を払ってる。 それが作る側に回ったらどうだろう。たとえば料理人は最初から料理作るのうまかっただろうか。料理好きだったかもしれないけど本当の作り方はわからず人気店に修行に行くのではないだろうか。まず始まりはえんえん皿洗い、終わったと思ったらじゃがいもの皮むきばかり。早く料理作りたいのに何日も何ヶ月もさせられる。料理人を目ざした人はなんだつまらないやとやめてしまうか、そうか、これが修行ってもんだとプロになるまで頑張るかだ。アニメもまずは1から絵を習わないといけない。料理のじゃがいもの皮むきにあたるのは、鉛筆デッサン、石膏デッサン、クロッキーなどだろう。
その絵を使って動かす
描いた絵はそのままでは動かない
デジタル前はフィルムに少しずつずらした絵を撮影して映写すると動いて見えた。1秒間24枚もの絵を描いていたわけだ。実際には枚数をはしょって描いているが 一枚の絵をもとに少しずつずらして描いていく
少しずつずれていっているこの絵の間隔で1秒間12枚ほどだ。1秒24枚はこの倍だからもっと動きの間隔が狭くなるアニメとは果てしない枚数を描かないといけない
上の絵はGIF形式のアニメでクリックすると動く。36枚の絵だ
36枚もある割にはみじかくないか?
そうアニメの世界はぼうだいな労力を費やして描いても見て消費するのは一瞬なのだ しかもプロの世界は一枚の絵のクオリティーが高い。一個のじゃがいもを爪を使ってていねいにむいている感じだ 包丁を使ってしゅるしゅるむくようにはいかない。 松田がアニメの世界に飛び込んだ時絵には自信があったほうだがそもそもプロの世界のアニメの線が引けなかった 絵を描く以前の話だ。そっからかいとがくぜんとした。 まあ苦労話は山ほどあるが、なんでそんな世界でもやめなかったのか。それは自分の描いた絵が映像を通して動いたのを見たときにその感動は忘れられないからだ。
絵を早く描く必要がある。
アニメ界は出来高制のところが多い。1枚いくらってやつだ。仕事取る量減らしてゆっくり描けばいいがそれでは生活できない。おいしいご飯食べようと思ったらうまく早く描く必要がある。最初のスタートは動画マン。アシスタント的な要素が大きいのでそんなに絵を描く力が最上級でなくても量はこなせる。そうは言ったって画力は量に左右する。絵に自信がなかったら飛び込まないほうがいい。でもそれでもなりたい人は学生時代に練習しておくといい。 このページが少しでも手助けになったらいいと思うが最初の絵の練習ってとってもつまらない。皿洗いや、ジャガイモの皮むきと一緒だ。次回は鉛筆デッサンの超初歩を書こうと思う。1から説明しようと思うと方法が見あたらない 付き合うかどうかはまったくの自由だ。
ということで次回また